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makkyについて
はじめに こんにちは、本間真季(ほんま まき)と申します。このページをお読みいただき誠にありがとうございます。 2021年に、海外から仕入れた1点物のヴィンテージ・(100年以上前に製造された)アンティーク商品を扱う古着のオンラインショップ「makky」を立ち上げました。 補修文化服装学院卒業、学生時代と仕事で服飾に携わってきた経験と技術を活かし、年代物のお洋服が当時作られた状態に戻すことを意識して、破れた衣服の補修、手入れをしてからお客様にご紹介しています。 手洗い洗える衣服は、赤ちゃんの哺乳瓶も洗える無香料の洗剤を使用してひとつひとつ優しく手洗いをしています。 丈詰めお客様の理想の着丈になる様丈詰めを無料で承っています。 2024年富山県に実店舗をオープン。 metate 〒930-0347 富山県中新川郡上市町熊野町125 実店舗の営業は予約制になります。お問い合わせフォームよりご希望のご来店日時をご連絡ください。 宿泊のお客様に“ Your own closet plan ”(ROOM1限定)をご用意しております。お客様の好みをお伺いし、makkyがあなたのためのクローゼットを室内に設えます。気に入った商品がございましたらお買い求めいただくことができます。metate(https://metate.jp/)の予約フォームから“ Your own closet plan ”(ROOM1限定)をお選びいただきご予約ください。 「makky」について長くなりますがご紹介させてください。 <価値あるものに触れていただきたい> アンティーク・ヴィンテージともに世界中を探しても同じものが無い「一点もの」。makkyでは、下記のように定義しています。 「アンティーク」/ 製造されてから 100年以上 経過しているもの 「ヴィンテージ」/ 製造されてから 30〜99年 経過しているもの 時間を経て大切に扱われてきた服には固有の由来やストーリーがあり、魅力的な衣服は実際に手にとっていただくと、言葉にならない感動があります。当時の作り手の技術や想いが色褪せずに引き継がれています。 昔の人の体型も衣服の素材も現代とは違います。袖を通して初めてわかるシルエットの発見や楽しさがあります。 <服を愛する> 服への愛があふれて服に携わる仕事していきたいと思ったのは高校に入ってすぐ。初めて自分用のミシンを買ってもらい、作成・デザインの勉強を始め古着への魅力に引き込まれていきました。 年代物の面白さに刺激を受け、念願の文化服装学院に入学・仕事を経て、ファッションの歴史、素材、パターン(型紙)、アイロンがけの大切さ、縫製と書ききれない多くのことを学びました。 気に入った服を着ていると気持ちが元気になったり、優しい気持ちになります。ファッションを楽しむことは自身の気持ちを高めてくれること。それが一点物だったら私にとってそれはお金に換えられないくらい大事なモノなのです。だれかのお気に入りを提案できたらどんなに素晴らしいことだろう、自身の感動を誰かの感動に繋げることができたらどんなに幸せだろう。私は服を通じて感動を届けたい。 <私ができることを最大限に活かす> 一番の強みはお裁縫ができることです。お客様とお話をしながらお直し方法を決めます。また、今までの経験を活かし、お直しの仕方を提案できます。 信頼してお直しを任せていただけること、大変ありがたく誇りに思っています。 仕入れ、洗濯、補修、着用モデル、撮影、店舗運営、お客様のもとへ発送まですべて行います。大事な衣服のことをお客様にお伝え出来るからです。 <無償で補修と丈詰めをする理由> 理由は、お客様に喜んでいただきたいから。私が年代物の衣服に手を加える時に大事にしていることが2つあります。 (1)当時の作り手へのリスペクト 100年以上前に製造されたアンティークと呼ばれる衣服を多く扱っています。アンティーク服の多くは当時の所有者に合わせて手作りされています。一着を作成するのに掛けられている時間が長く、昔の人は一着を大事に直しながら代々大事に受け継がれていました。 もちろん新品のような完璧の状態ではなく、経年による汚れや劣化、穴や破れがあるものがほとんどです。手入れを通して、衣服に触れながら作り手の優しい気持ちを感じます。補修の跡もとても丁寧に直されており、手にとって温かみを感じます。私はその思いを大事にしたい。 (2)補修はリメイクではなく当時作られた状態に戻す リメイクをしてしまえば簡単なのかもしれません。ですが、昔の人が誰かを想って生地選び、デザイン、縫製、作り上げた作品です。作り手の優しい気持ちと歴史を大事にしたいと思っています。なるべく作られた状態に戻すことを意識しながら、納得のいく補修をします。 補修はとても時間がかかります。 そして誰もができることではありません。できる技術を持っていても面倒なこと、1着にそこまで時間をかけられない、様々な理由からここまで直している古着屋さんに私は出会ったことがありません。 だれかのために愛情と時間をかけてできる人は少ないと思います。培ってきた自分の些細な技術はこのためにあり意味があることだと思っています。私の使命のように感じています。 私には息子が二人おり、息子たちが大きくなった時に今ある年代物の作品はどれだけ残っているのだろうと考えます。 素晴らしい作品を一つでも多くのこの世に残し、次世代に感動をつなげることが私の持ち続ける目標です。私が感動をいただいたように。 <私にしかできない古着店づくり> 店舗には県外からわざわざ来てくれるお客様が多く嬉しく思っています。実際にお客様と対面してお話しする中で、より確実にお客様の期待に応えられることに幸せを感じます。 私にできることを活かし、誠意をもって一点物の感動をお届けできたら幸いです。 metate 〒930-0347 富山県中新川郡上市町熊野町125 metate内装工事の様子 metate concept --------------------------------------------------------------------------------- 私を〝目立てる〟宿 剱岳の麓、富山県上市町。 metateと名付けたこの宿は...
PAUME POP UP
ポップアップのお知らせ 私自身が大好きなブランド PAUME(ポーム)さん。 @paume__official 2023年に生まれた新しいブランドです。 8月にmakkyにてポップアップを開催します。 ブランドコンセプト PAUMEは 様々な人の手が加わって大切につくられたもの。 vintageの様に長い間愛され、他の誰かの手に渡っても、リペアしても着たいと思える服を目指すという意を込めて。をコンセプトに silkワンピースやセットアップを中心に、それに合うアウターをメインに展開しているブランドです。 PAUMEの魅力 知識豊富なデザイナーが作り上げる美しい衣服は 身にまといたくなるこだわりの生地、 生地の特徴を生かした ラインがきれいに見える絶妙なシルエット、 そしてなんといっても作り手のお洋服が大好きな気持ちが衣服を通じて感じます。 PAUMEさんの商品を実際に見ていただける機会は展示販売のみです。 期間限定のイベントとなりますので是非この機会にお手に取ってお楽しみください。 皆様のご来店心よりお待ちしております。 . . . PAUME POP UP 8/3~8/31 会場 makky 富山県富山市総曲輪4-6-8パズル総曲輪1F 営業日 毎週水土14:00~17:00 お問い合わせはお気軽にご連絡くださいませ☺
toyama machi にご掲載いただきました
富山市中心商店街エリアtoyama machi にご掲載いただきました。ご取材、ご掲載いただき誠にありがとうございます。 店内のお写真も素敵にたくさん撮っていただきました。掲載ページはこちらmakky アンティークなレース衣料 | toyama machi (iimono-toyama.com)
ベッドジャケット
アンティーク コットン シルク ポンジーシルク レース ローブ ヴィンテージ 刺繍
ベッドジャケットとは 部屋の中でくつろぐ時に着る羽織の様な衣服です。素材は様々、コットン、シルク、ウールなどの自然素材や、レーションやポリエステルなどの混紡のものもあります。パジャマの上にちょっと羽織るカーディガンの様なニットの素材も。アンティークのベッドジャケットは、コットン製やシルク製(又は人工シルク)が多く、温かな季節に使用する薄手で軽やかなものもあれば、冬場用の厚みがあるもの、ウール素材のものも。シンプルなデザイン、刺繍やレースが豪華なデザインなど多種多様です。色合は淡い色合いのものが多く感じられますが、中にはビビットなカラーや発色が良い色合いの珍しいものもあります。アンティークのシルク素材は特に経年による生地の傷み、ダメージがあるものが多いので注意が必要です。繊細な素材なのでシルク用の洗剤での優しいお手入れをお勧めします。また、自身でのお手入れが生地に負担を与えてしまう場合があるので、プロのクリーニング店にお手入れをお任せしたほうが長持ちします。
アンティークペチコートスカート
100年以上前に製造されたアンティークスカート。 中でもアンティークのペチコートスカートを目にした人は多いのではないでしょうか。 ペチコート(Petticoat)とは 主に下着の透けを防止する目的で洋服の下に着用する衣服のことです。また、上に着用するスカートやワンピースが足にまとわりつかなくなり、足さばきをよくする機能があります。当時のアンティークペチコートスカートは、上記機能とスカートやドレスのシルエットをきれいに出したり、パニエのように裾を広げたりする役割も果たしていました。裾に美しいレースや刺繍が施された飾りがついているものが多く、歩くときにちらっと裾の飾りを見せるのも当時のお洒落です。タックのデザインに見せて当時の所有者に合わせた着丈に直されていたのも特徴です。素材はコットン製のものが多く、当時のアンティークペチコートは綿、麻、絹、毛などの自然の素材で作られたものが多いです。スカートという服飾は、もともと男女の衣類に使用されており、19世紀初期以前はドレスやコートなどの腰より下の部分を指す言葉でした。女性用の衣服がスカートの名で呼ばれるようになるのは、19世紀半ば以降のこと。西欧で16世紀頃より様々なスタイルに展開した「スカート状ドレス」は、むしろ、ペティコートとも呼ばれていました。 年代によってスカートの流行の形が違い、スカートの中に履かれた下着が異なります。 中でも代表的なパニエ、クリノリン、バッスルについてお話しさせてください。 パニエの歴史 現代ではウエディングドレスのスカートを膨らませるための下着であったり、ファッションとして衣服の上に履いてその素材感やパニエならではのシルエットを楽しんだりするのに愛用されています。パニエが誕生したのは、16世紀に流行したスペイン発祥のベルチュガダン(= ファージンゲール)が起源といわれます。スカートを膨らませるスタイルは一時衰退と復活を遂げ、イギリスからフランスの宮廷に広まりました。鳥かご(panir)に形状が似ていることから、フランスでは「パニエ」と呼ばれるようになりました。 当時はコルセットで上半身を締め付け、パニエでスカートを膨らませることにより上半身の細さを強調するスタイルが流行しました。当初パニエは木や藤の、後に鯨鬚の円形の枠を何段かに分け、木綿、毛、絹などの布地に縫い込んで作った円錐形のものでした。 華美を競うに従い膨らみを増すようになり、不自由さを軽減する為に前後の膨らみは軽減、一方で左右へと拡大し楕円を連ねた釣鐘形になりました。重量が増したためパニエは左右に分割され、日常用としては小型のものが着用されるようになりました。(二分割のものはパニエ・ドゥブルと呼ばれました) ヴィクトリア時代の女性の下着について ヴィクトリア女王は1837年から1901年の長きにわたって英国を統治。ヴィクトリア朝の期間は64年間もあります。その間、女性のスカートのスタイルは様々に変化しています。 1860年代後半、全体がAラインで裾に向かって広がっている形から始まり、後ろの部分が膨らんだシルエットへと変化していきます。特徴的なのが1880年代半ば、スカートの巨大化。大きく膨らんだシルエットへと移行していきます。スカートの巨大化の後はスリムなシルエットになっていきます。1900年代にはほっそりしたシルエットが流行しました。 クリノリン(Crinoline) スカートを膨らませていたのがクリノリンという下着です。スカートをドーム状に広げるためのもので、パニエと同様のものです。 現代からすると優雅に思いますが問題も。歩行の妨げ、怪我、クリノリンに暖炉の火がついてしまうこともありました バッスル(Bustle) もう一つ、おしりの部分をふくらませる役割をするのがバッスルという下着です。木綿のクッションを詰め込んだものや、鯨骨でふくらませるものなど様々なものがありました。 今も昔も変わらない乙女心 今の比較的自由なファッションと違い、歴史的な制限のある生活スタイルから、昔の服の特色があります。しかしどの時代も女性は美しくありたいという思いや、美意識を感じて親近感がわきます。階級による衣服の違いもありますがどの女性もその中で自分なりのおしゃれを楽しみ、刺繍を凝らしたりレースをあしらったり、生地の柄で楽しんだりと魅力のある工夫が沢山。中に着られる下着であるペチコートスカートでも、一着を作成するのに沢山の時間が掛けられています。直しながら愛用されるその心意気がまた素晴らしく素敵です。